ホームページへのご訪問をありがとうございます。 病院長の道免和文です。2020年4月1日より、千早病院の第8代の病院長を拝命しております。
2023年は大谷翔平選手のMVP、藤井聡太棋士の八冠制覇、G7広島サミット、福岡市での世界水泳選手権などの歓迎すべきこともありましたが、継続するロシア・ウクライナ戦争、新たに始まったイスラエル・パラスチナ戦争、それに伴う物価高騰、国内の人手不足などの国際情勢ならびにそれに付随した国内情勢の不安材料を多く抱えたまま、新たな年を迎えることになりました。
一方で、新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日より季節性インフルエンザと同等の「5類感染症」に移行し、医療機関、国民ともども胸をなでおろしたところです。安心はできませんが、平時同様の医療行為ができつつあることは喜ばしいことと感じています。
新型コロナウイルス感染症で感染症専門医、呼吸器内科専門医の必要性が改めてクローズアップされました。当院では2023年4月より呼吸器内科を開設し、呼吸器疾患を毎日ご紹介していただける体制をとることが出来ております。
不安定な社会背景の中におきましても、当院の職員は黙々と仕事に励んでおります。皆様方が安心して受診できますように感染には継続して配慮した対策をとっております。
"分かりやすい・紹介されやすい・受診しやすい"をキーワードに、2021年からは「消化管・肝胆膵センター」、「糖尿病センター」、「骨粗鬆症センター」、「リウマチ膠原病・痛風センター」を発足し、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・栄養士、リハビリ・事務職員等が一丸となってチーム診療にあたっております。より受診していただきやすい環境になりました。健診センターも充実しております。
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介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭・旅行などの事情により、在宅介護が困難になる際には、当院で入院受け入れを行い、介護者の負担軽減を目指すレスパイト（休息）入院も行っております。院内の地域連携室にお気軽にお声をかけて下さい。 同時に、急性期の治療を終えてリハビリが必要な患者様や在宅患者様の急性増悪時の受け皿としての病院としても貢献できればと考えています。
当病院は第二次世界大戦後に発足し、 発足に尽力された緒方龍先生（政治家として活躍した緒方竹虎氏の末弟、国連難民高等弁務官 緒方貞子氏の叔父、大正10年京都帝国大学卒）が初代病院長に就任しておられます。以降、歴代病院長のもと、地域を支える病院のひとつとして成長してきました。当病院は九州大学病院を除けば、福岡市東区に位置する唯一の公的医療機関であり、東区は人口33万人を超える人口増加地域です。
近隣のクリニックや病院、そして地域の皆様と円滑な関係を保ちながら、「心あたたかな医療、心あたたかな病院」をモットーにしています。
なお、1昨年は地域での清掃活動、健康教室の開催などを通じ、地域に貢献したとのことで、地域の自治協議会の推薦を頂き、福岡市長から当院に感謝状が贈呈されるという嬉しい出来事がありました。
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九州大学病院で当院への連携登録証授与式が行われました。
九州大学病院の連携機関登録制度開始に伴い、2023年12月に九州大学病院病院長から連携登録証が授与されました。
連携機関登録制度とは、患者さんに切れ目のない医療を提供するために、連携登録をすることで地域医療の向上を図る制度です。当院は九州大学病院との連携実績のある3病院のひとつとして、今回の授与式に招待されました。
これからも地域の先生方と連携しながら、安心して受けられる医療を提供してまいります。 |
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| 今後も引き続き、知識と技術と真心をもって患者様に接し、職員一同精進していく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| ２０２４年１月 |
